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《Eternal bells…… 》

第30章 池田屋事変

6月4日、、

その日がやってきた、、




昨日愛次郎さんから暗号の文が届いた。
予定通り5日の早朝に新選組はここに
押し入りそうだと書いてあった。


古高さんと大高さんは今日の暮れ六ツ時
には長州藩邸に行く事になっている。
きっとそこでお酒と眠くなるお薬を飲ま
されて、桂さんと翠蓮以外は全員、
明日の昼前まではグッスリと…。
ついでに大高さんと古高さんには2・3日
は藩邸に居ていただきます。





桝屋ー


今日も私は古高さんにべったり…。


「今日は藩邸に皆集まるみたいだね。
喜右衛門さんも行くの?」

なんて、知ってるくせに聞いてみる…


「ああ、私達も呼ばれているよ。
ただ、留守にするのが心配でね」


(その言葉待ってました~!)

「私で良ければ明日まで留守番するよ?
いっくんも一緒なら安心だし…。
誰も居ないよりは良いかと…」


「う~ん…そうだな…壱助君も一緒なら、
そうしてもらおうか。二階の部屋と
風呂場も好きに使ってくれ。頼んだよ」


(これでよし!二人と入れ違いで新兵衛
さんも来るし…)




そして、暮れ六ツ時、、

私は二人にも大高家の裏口から出て
もらった。二人を見送り新兵衛さん
を待つ間、大高さんの奥様に何があ
っても絶対に寝室から出ないで欲し
いと頼みに行った。







ーゴンゴン
隠し扉の向こうからノック音が聞こえ
て、扉を開くと…



「よぉ、来たぜ」
と、新兵衛さんが出てきた…後ろから…


ーゾロゾロ…


(は…?いち…にい…さん……4人?!
えっ…?!なぜフェロモン?!)

「な、な、なぜこんなに…?」
聞いてないよ~!


「こいつらは俺の仲間だ。土蔵から
運ぶのだけ手伝ってもらう」
と、新兵衛。


「こんなに早く再会出来るとはのぉ…
ん…?おんしはこの娘の何ぞね?」
と、フェロモンは以蔵に指を差す。


(ゔっ…新兵衛…この人は連れて来ては
いかんぜよ…女癖が…)

「お、おいは…桜香の護衛ぜよ。
それより、早く始めるき…」

フェロモンは土佐藩上士、宮川助五郎
という男だった…下士を見下さない男
だが、半端ない女癖の悪さを以蔵は
知っていた…。




「お願いします。土蔵はお任せします」



こうして私達は動き始めた、、

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