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《Eternal bells…… 》

第5章 餡蜜

(栄太郎さんに買って貰った香を焚こう♪)

蝋燭から火を付けると、
好きな香りが部屋に広がる…

髪を手拭いで拭きながら、ふと、今日の栄太郎さんを思い出してドキドキしていた…。


「入っていいか?」


ービクッ…ドキドキ…
「どうぞ///」
(びっくりしたぁ…。)



ースッ

入って来るなり、栄太郎は目のやり場に困る。薄い寝巻き姿で火照った麗美は、うなじまで桃色に染まり、長く茶色い髪は濡れて片側に流されている。


「どうしたんですか?」


「今日買ったやつ、どんなかなって///」
耳を赤くして目を反らす。


「どうですか?私、凄く好きなんです」

「まあ、悪くないっちゃね」


そんな素っ気ない返事で返したのに、この子は嬉しそうに笑った。

僕は、夕方、玄瑞に言われた言葉を思い出しちょった…。
晋作は、女とあらば口説く奴だ。間違い無くこの子にも。
僕が見つけたのに、晋作に手を出されるんは気に入らないけぇ…。


「栄太郎って呼んで。それと敬語もいけん」

「え………?でも…」

(あの、吉田稔麿様を呼び捨て?
しかもタメ口??)



「僕も、麗美って呼ぶから。明日から間違えるなよ。じゃあ、おやすみ」

「あ!じゃあ…栄太って呼んでもいいですか…?」

萩に居た頃から親しい人は『栄太』と呼んでいる。
(私もそう呼べたら嬉しいな…)

「…それでいい///…おやすみ」

ースッ パタン

(う…嬉しいっ!稔麿様を栄太と呼べる
なんて…♪)

「キャ~~~♪♪」

興奮する麗美だった、、、

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