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《Eternal bells…… 》

第30章 池田屋事変

新選組が去り足音が遠くなっていく、、



「……はぁ~終わった…」

ーペタン…
緊張が解けてその場に座り込んだ…


無事に事が終わりこれで古高さんは、
暫くは安全になる。後は過激な活動
をしない様に説得してもらう事と、
武器弾薬を藩邸の蔵まで無事に運べば…



ダダダダ…


ーガバッ…ギュ~

「良かった…」

以蔵は思わず抱きついた。


「無事に済んだみてぇだな。
腹減っちまったぜ~」


ーギュ~
「ありがとう…よし!台所借りて
ご飯炊くね。おにぎりでいい?」


「おいも手伝うぜよ」




こうして私達はひとまず腹ごしらえ
する事に…。




ーーーーー



その頃藩邸では、、



ースタッ

「戻りました。無事に終わりましたよ」

翠蓮は桂の部屋に戻った。


ー!!!

「本当か?!壬生狼は大人しく帰った
のか?!麗美さんは無事なんだね?!」
興奮する桂。


「はい。新選組の武田観柳斎を蹴散らし
ましたよ。麗美ちゃんの計画勝ちです」
嬉しそうに話す。


「そうか…良かった…。
おい、栄太!起きなさい!栄太!」

まだ眠る栄太をゆする…


「……ん…麗美……」


「栄太起きなさい。無事に終わったぞ」

ーユサユサ…


「ん……きす…」


((……きす…とは?))


そして桂は思いついた…


「麗美さんが捕縛されたぞ~!!」



ーガバッ!

「なんじゃと?!壬生狼か?!
麗美はどこじゃ?!!」
栄太飛び起きた…


「やっと起きたね。
麗美さんは無事だよ…大高さんの家から
入るなら行ってもいいぞ」
ニコニコ♪

「…………無事に終わった…?
終わった?!僕は寝ちょったんかっ?!」



ースパンッ!

ドドドドド…


凄い勢いで出ていった…。



「さて…私は宮部さん達と話を
つけなければ…。そろそろ皆は
起きる頃か…。翠蓮、武器などを
運ぶ時、一緒についてくれ」


「わかりました…私は戻りますね」


翠蓮が窓から出て行くと、
桂も部屋を出た…。


(絶対に説得してみせる…)

宮部や古高達を維新革命党に入れる…
桂はそう決めていた。

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