《Eternal bells…… 》
第31章 大切なモノを守る為…
「わかりました。ではこれで穏便に
済ませて頂きたい。ご主人にも宜しく
お伝えください。失礼します」
(生意気な女だな…クソッ!
鳴かして滅茶苦茶にしてやりてぇ!)
女に不自由しない土方…自分を見ても
頬を染めず、ズバズバと言われたのは、
初めての屈辱だった。
土方さんは頭を下げ、帰って行った…
少し罪悪感…でも、
栄太や晋作さんも桝屋に寝泊まりして
いるからには、気は抜けないから…
(土方歳三さん…本当にモテそう…)
「ふぅ~…疲れた」
私が一気に脱力していると、
「副長まで蹴散らすとはさすが
だねぇ~。中でお茶でもどうだい?」
ニコッ♪
癒しの熊さんが暖簾からひょこっと
顔を出した。
「ヒヤヒヤしたぜよ。おまんは
壬生狼怖くないがか?」
甘味奉行いっくんも帰って来ました。
「お帰り~。怖くは無いけど疲れた…
甘味プリーズだよ。早く早く!」
いっくんを引っ張って店の中へ…
毎日恒例のおやつの時間です♪