テキストサイズ

《Eternal bells…… 》

第32章 色付き花火と垂れ花火



勇太君は幼稚園の頃の私の初恋の男の子…
母子家庭でとても美人なお母さんだった。


あの花火大会は親に内緒で二人だけでバス
に乗って行った…あの後二人揃って親に散々
怒られたんだっけ…


その次の日…勇太君はお母さんの仕事の
都合でアメリカに旅立った…それからは
一度も会わずに連絡も無く…いつの間にか
忘れていた…。




(今頃は可愛い彼女でも出来てるんだろう
な…アメリカ人だったりして…)



懐かしくてくすぐったい思い出…
未来にいた頃の沢山の思い出…
私はここで生きると決めたけど、思い出
だけはずっと忘れず大切にしよう…。



父親を見捨て残る事を選んだのは私…
隣に居なくても、栄太と同じ時間を
生きたいから…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ