《Eternal bells…… 》
第32章 色付き花火と垂れ花火
栄太のあ~んにヤラれてポ~ッ//っと余韻
に浸っていると…
「で、コイツらど~すんだ?」
晋作さんが指差す場所に…
いっくんと翠蓮が寝て…いや…伸びていた。
「時期に目を覚ます。心配いらん」
玄瑞さんはサラッと言ってるけど…
「二人はどうして伸びてるの?」
「これだよ…この懐刀はあの時の刀で
作ったんだ。麗美が消えそうになった
時、こいつが光ったけぇ…それを見て
二人は気絶した」
と、栄太が説明してくれた。
「不思議な刀だね…」
櫛と同じ白漆の懐刀…
短くなっちゃったけど…
この刀が栄太と私を出逢わせてくれて…
いつも私達を離れない様にしてくれる…
「それ…先生に貰ったもんだったよなぁ?」
と、晋作。
「そうだよ…僕が剣術を学び始めた頃、
先生がくれたんじゃ…」
懐かしそうに懐刀を撫でる栄太…
(そんな大切な刀だったんだ…)
栄太にとって大切な刀…だから懐刀にして
祝言のときに麗美に贈るつもりだった…
(麗美は僕の大切な人だから…)