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《Eternal bells…… 》

第33章 明と暗・裏と表




現代ーー



京都某所 病院の一室、、





真咲は目を覚まさずに、眠り続ける父親のベットの傍らに座っていた、、


病状は安定しているものの、目を覚まさない父…時折、うわ言の様に麗美の名前を呼ぶ…
まるで…麗美の夢でも見ているかの様に…



麗美が姿を消してから…全く手掛かりがないままだ…でも、麗美は必ず生きているのを感じる…父が倒れてから、毎晩見る夢…
麗美は…こことは違う場所で…幸せそうに…
笑っているんだ…


(なぁ…父さんも、同じ夢を見ているのか…)


そして…アイツも……








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都内某所ーー


時刻は23時25分、、
とある小学校の職員室、、

机に突っ伏して眠る一人の教師、、


「………レ…ミ……チャン……イ………ダヨ…」








散らかった机の上には一枚の写真、、

小さな男の子と女の子が、、

無邪気に笑う写真、、

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