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《Eternal bells…… 》

第6章 苦悩

「新撰組です!早くお逃げくださいっ!!グハッ!」

扉が蹴破られた音の直後、
耳に響く低音の怒号がした。

「御用改めである!!」

その言葉の後、浅葱色にだんだら模様の羽織を着た男達が旅籠に飛び込む、、


刃が激しく交わる音、、

肉が斬れる音、、

次々に聞こえる断末魔、、

血の海に染まる畳、、


吉田稔麿は血が溢れる肩を押さえ、脚を引き摺り走る。

数人の会津藩士と遭遇し、刀を構えるも肩の傷が深く振るえそうにない、、


『後は、頼みます……』
微笑みを浮かべ、懐から脇差しを取り出し刃を喉元に当てる、、


むすびても
又むすびても黒髪の
みだれそめにし
世をいかにせむ、、、





ーーーーーーー

「いやぁぁぁーーーーーー!」

麗美は悲鳴を上げ、目を開ける。
涙で顔は濡れて、全身が汗でぐっしょりしている。

「はぁはぁはぁ…」

胸に手を当て、ぎゅうっと襟を掴むが震えが収まらない。不安で堪らない…

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