無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

餡蜜のお椀片手に立ち上がり、叫ぶ私に周りの視線が刺さる…

「高杉さんなんて知りません…ｼｭﾝ…」
私は背を向けた。

「怒るなよ～、なぁ」

「……………」

「機嫌直せよ…麗美……ちゅぱっ」
と、後ろから耳朶に吸い付いた。

「うわぁっ！///今、何を…」

「ん？耳が旨そうだからよ」
と、ケロッと言うセクハラ高杉。

すると…

「おい、馬鹿！何をしちょる！」
青筋を浮かべた玄瑞さん。

「おぉ、玄瑞か、これから戻るのか？」

「まったく、お前に麗美ちゃんは任せられんな。俺は、桂さんの所に寄る」

(あ！今しかチャンスが無いかも！)

「あの、玄瑞さん。私も桂さんの所に、一緒に連れて行ってくれませんか？」

玄瑞さんは暫く考え、

「良いぞ…一緒に行くか。
晋作お前もだ」

「へいへい」