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《Eternal bells…… 》

第8章 春

翠蓮さんは、玄瑞さんとは小さい頃からの幼馴染みで、忍の一族。忍の正体は隠して暮らして来た一族で、重要な暗殺の仕事や監査をしていた。


これからは、藩邸で仕事をするらしい。
未来に居た時、翠蓮さんの名前は見た事が無かったけど…忍だから、記録は残したらいけないのかな…?




そして、待ちに待った仕事♪
甘味屋で働いている。京に来てからすっかり甘味に夢中な私には、幸せなお仕事ですね♪


そんなこんなで、私の生活も変わりました、、



ーーーーーーーーー


良く晴れた朝、、
一階座敷。

「おはようございま~す♪」



「俺は、ロンドンに行くんじゃ!」

「「ロンドンじゃとっ?!!」」

(ん…?あの人は誰?)

「そうだ、異国をこの目で見てくるんじゃ!今のままでは異国には勝てないんじゃ!」

「…いつ発つんだ?」

(話の邪魔しちゃいけないよね…)
私は少し離れて座る。


(…ん?)
ロンドンの方と目が合う。

「異人がおるぞ!?」
と、私に指を指した。

「違うよ、麗美は日本人」
栄太は言う。

「その髪はなんじゃ?」

「生まれつきだ。それより俊輔、
いつ発つんじゃ?」
玄瑞が言う。


(俊輔……ロンドン……)

「長〇ファイブ~~!?」
と、叫んでしまった…。

栄太と玄瑞さんがポカンとしていると、俊輔さんは目を輝かせ近寄って来た。

「君は、エゲレス語が分かるんか?
俺は、伊藤俊輔。一緒にロンドンに行かんか?」
と、肩に手を回す。


(伊藤俊輔…貴方もチャラいのね…)

「私は結構です、アハハハハ」

(早く手を退けてください…
肩を撫でないでください…
初代内閣総理大臣のくせにぃ…)


ーピキッ…
「俊輔。久しぶりに剣術でも
勝負せんか?」
黒い栄太…目が笑ってません。

「遠慮しとく、それより君は恋仲の相手はいるんか?いないなら俺と」


ーザクザクッ
私の肩に乗せた、俊輔さんの手に、クナイがっ!

「ヒィッ!!」
(肩に刺さったかと思った…… )

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