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《Eternal bells…… 》

第8章 春

次の日の朝、甘味屋(紫乃屋)前。



「今日、長州に発つ。帰って来るまで元気にしてろよ」

「今日なのっ?!もっと早く教えてよ…
寂しいなぁ……」

(もう、そんな時期か……)

「俺が居ないと寂しいか?可愛いやつだな」
ーナデナデ


「早く帰って来てね。あと、睡眠不足は駄目、食生活はきちんと。お酒は控える事」

(労咳が発病して欲しく無いから……)

「お前は、母親かっ!でも、ありがとな。気を付ける」

「約束破ったら、三味線は貰いますから♪」

「へいへい。栄太を頼んだぞ。
じゃあ、行って来る」
そう言って、高杉さんは長州に向かった、、

麗美は大きく手を振って見送った…




少し離れた場所から、麗美を見つめる青年がいる、、、

「総司、なに見てるの?」

「秘密です。さあ、早く巡回終わらせて帰りますよ~♪僕は忙しいんです」

「稽古サボって、何処が忙しいの?」

「平助には教えません!」


(はぁ…これが一目惚れというものなんでしょうか?)

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