テキストサイズ

《Eternal bells…… 》

第8章 春

「ごめんなさいっ!!」


「酷いですよ~…。じゃあ、お詫びとして名前と年齢を教えてくださいよ♪」
ケロッと立ち直る青年。

(お詫びって要求するものだっけ?まぁ、いいか…)

「結城麗美です、歳は22です。
貴方は?」

「私も22歳です!惣太といいます。
麗美さん!お友達になりましょうよ」

キラキラの笑顔をむける惣太さん。
嫌と言えない空気…

「お友達なら…良いですよ」

(常連さんになってくれるかも♪)


「やったぁ~♪じゃあ、今度一緒に出掛けませんか?」
キラキラ☆

「はぃ~~~いや、出掛けるとかはちょっと…惣太さんの事は良く知らないし、友達になったばかりだし」

(危なく『はい』って言う所だった。
そのスマイル反則です)


「じゃあ、これから良く知ってください♪」
と言い、麗美の手を両手で握る。

「あ、焦らずですよ~、焦らずにね?」

(なんか、悪気が無い強引?天然?ペース乱れるわ…。両手掴まれてるし)


「わかりました♪じゃあ、いつも麗美さんに会いに来ます。今日は餡蜜5杯と、お土産に蕨餅をください」
キラキラ☆


惣太は餡蜜をペロリと食べて、お土産をぶら下げ帰って行った、、


(なんか…疲れたな……)

ストーリーメニュー

TOPTOPへ