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《Eternal bells…… 》

第2章 京都

お風呂上がり、、、

私は部屋で三味線を弾いていた……




「麗美ちゃん、少し良いかしら?」

「うん、いいよ」

「いつ聴いても、麗美ちゃんの音は良いわね」


脚を庇いながら座る。叔母は小さい箱を持っていて、その箱を私の前に差し出した。

「これは…?」

「私からのプレゼント。開けてみて」

私は手に取り箱を開ける。
中には金色の細かい細工がされた綺麗な鈴が二つ並んでいた。その二つの鈴の間では、それぞれの鈴に繋がる赤と黒の紐が綺麗に結ばれていて、二つの鈴はしっかりと繋がっている。

「凄く綺麗……これをどうして私に?」

「その鈴はね、私が母から受け継いだものなの。[心結び]という鈴でね、世界に同じ物は一つと無い、手作りの鈴なのよ。その鈴を持つ男女は、永遠に結ばれると言うの。私達夫婦もこの鈴に結ばれたのよ…」

「そんな大切な物、貰えないよ」

そういうと叔母は、私の手にその鈴達を乗せ、その上に手を重ねる。

「受け取って欲しいの。私は麗美ちゃんを娘だと思ってる。
いつか麗美ちゃんも本当に愛しい人と結ばれて欲しい。
いつか…心から愛しい人に出逢ったら…片方をその人に送ってね」

真っ赤な朱色の袋に入れて私に渡す…

(私は幸せになれるの…?なってもいいの……?)



「……私、幸せになってもいいの……………?」

叔母は私の頬に手をあてた。

「幸せになりなさい……」

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