《Eternal bells…… 》
第2章 京都
次の日私は母が眠る神社へ向かった、、
(お母さん、久しぶりだね。お兄ちゃんも、お父様も元気だよ…)
ーーーー
母の墓参りを済ませ、奥へと進む…
学生時代に苦手だった歴史。その中で唯一興味を持った幕末の志士達。この神社には志士達のお墓もある。
毎回そのお墓にも手を合わせて帰るのが何時からかの私の習慣だった。
(冷えてきた…そろそろ帰ろう…)
雪がちらちらと落ちてくる。空を見上げながら歩いていると、、
ーガッ
躓いて足を挫いた、、
(痛っっ!はぁ…ついてないな…草履壊れたよ…)
草履を持ち立ち上がろうとした時、手を取られふわりと立ち上がった…
(えっ?)
顔を上げると、長身で見とれる程の綺麗な顔の男性……
「大丈夫?
着物汚れちゃったね…綺麗なのに」
「あの…大丈夫です!」
男性は鞄からタオルを出して土を払ってくれた。
「本当に大丈夫です!ありがとうございました」
私が頭を下げてお礼を言うと、男性は草履を手に取り困ったように笑った。
「草履壊れたんだね。これじゃ歩けない、送って行くから乗って」
そう言うと、しゃがんで背中を私に向
ける。
「でも……」
「足を挫いたんでしょ?いいから!早く乗って」
(お母さん、久しぶりだね。お兄ちゃんも、お父様も元気だよ…)
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母の墓参りを済ませ、奥へと進む…
学生時代に苦手だった歴史。その中で唯一興味を持った幕末の志士達。この神社には志士達のお墓もある。
毎回そのお墓にも手を合わせて帰るのが何時からかの私の習慣だった。
(冷えてきた…そろそろ帰ろう…)
雪がちらちらと落ちてくる。空を見上げながら歩いていると、、
ーガッ
躓いて足を挫いた、、
(痛っっ!はぁ…ついてないな…草履壊れたよ…)
草履を持ち立ち上がろうとした時、手を取られふわりと立ち上がった…
(えっ?)
顔を上げると、長身で見とれる程の綺麗な顔の男性……
「大丈夫?
着物汚れちゃったね…綺麗なのに」
「あの…大丈夫です!」
男性は鞄からタオルを出して土を払ってくれた。
「本当に大丈夫です!ありがとうございました」
私が頭を下げてお礼を言うと、男性は草履を手に取り困ったように笑った。
「草履壊れたんだね。これじゃ歩けない、送って行くから乗って」
そう言うと、しゃがんで背中を私に向
ける。
「でも……」
「足を挫いたんでしょ?いいから!早く乗って」