無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　自分の痴態が千尋にばれることになるとは露ほども考えていない悠理は、喘ぎ声を押さえていた自身の手を秘部へと伸ばしていく。

　そうしてビクビクと身悶えながら中指をクリトリスに擦りつけ、甘い吐息を零した。

　水流の音ではっきりとは聞こえないが、その確かな声と酸素を求めて上下する乳房、紅潮した顔で自分の性器を弄んでいる悠理の姿は、千尋の耐えていたものを壊すのに十分なものだった。

　
「ゆ、う……ッ」


　自分の下着から完全に勃ち上がっている自身を取り出すと、生々しい匂いが鼻腔を刺激した。

　悠理の入浴を見て興奮してしまうのはいつものことだが、そのいつも以上に彼自身へドクドクと血が通っていた。

　先端から滲み出ている先走りと己の状態を目の当たりにし、千尋は喜悦を帯びた笑みを浮かべた。