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第1章 恥辱のプロローグ

 悠理は性行為をまだ一度もしたことがない。

 さすがに高校一年生にもなってその行為を知らないということはなかったが、というよりバイト先の都合により詳しいとも言えたが、実際には秘部の膣に指を入れたことすらなかった。

 そんな彼女がこんなにも感度がいいのは、すべて爽真に原因がある。

 はっきりとした証拠があるわけでもないが、悠理はそう確信していた。

 なぜなら30分前に気が付いた時にはもう、爽真の前で拘束されていたからだ。

 それなのに淫乱だとからかわれたことへ、悠理は恥辱と蝕むような下腹部の熱さに体を震わせた。


「つけていたネクタイも、唾液まみれだね。これ、明日も使うつもり?」


 スペア持ってないんでしょ?
 
 そういじわる気に囁く爽真の言葉へ、悠理は猿ぐつわ――本来自分のつけていた青色のネクタイを噛みしめた。

 気が付いて外されていたのはネクタイだけでなく、黒のブレザーも脱がされソファの背にかけられている。

 今彼女が身に着けているのは、のカッターシャツと青いチェックのスカート、そして黒のハイソックスだけだった。

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