鬼畜の復讐
第4章 DVD其の弐
二枚目のDVDが再生される。
娘の詩織が、画面に向かって笑顔で手をふっている。
「映ってるぅ?パパ?」
「ああ、映ってるよ。ここがどこだか、わかるかい?詩織」
「ラブホ!でしょ?パパ」
「正解!何をするところだい?」
「えっちでーす!」
「こんなところに、パパと来ていいのかなぁ?詩織ちゃん」
「いけないと思いまーす!」
「じゃあ、詩織はイケナイ子ですね?」
「パパはイケナイパパですねぇ?」
屈託のない詩織の笑顔がある。
「ママに言う事は?」
「ママー?詩織はこれから、パパとえっちしまーす!えへ。ごめんなさい!でも、ママもおじいちゃんとえっちしてるから、おあいこです!お風呂入りまぁす!」
画面に隆之が映し出された。
「詩織の言う通り、おあいこだ、やよい。社会は、これでも犯罪になるのさ。君達は不倫だが?することはいっしょだ」