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鬼畜の復讐

第4章 DVD其の弐

詩織と入れ替わりに、隆之がバスルームに消える。
画面には、バスタオルを巻いた詩織が映る。

カメラに向かって手を振ったり、覗き込んだり、ベッドで跳ねたりして、楽しそうである。

やよいは、詩織の様子に驚いていた。
「(詩織は隆之に…パパに無理矢理されたって言っていた…どういうことなの?)」

詩織が暇をもて余した頃、隆之がバスルームから出てくる。

「んもぅ!パパおそーい!」
「ゴメンゴメン」

隆之はビデオカメラの調整をする。
「よし。準備OK!始めるよ!」
「ハァイ!」
DVDはここで終わっている。

やよいも浩も言葉もない。

「私は篠原から話しは全て聞いています。それが事実なのかどうか…あいつが果たして鬼畜だったのか…続きをみればわかりますよ」

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