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鬼畜の復讐

第1章 医師近藤真一郎

篠原隆之と私、近藤真一郎は、中学生からの親友だった。高校卒業後、進む道が違ってもも連絡はし合っていた。
私の職業柄、なかなか会って飲んだりなどはできなかった。篠原が結婚した時、私は海外にいて、結婚式にも出ることはできず、彼の家で、飲むという約束も果たさず終いになってしまった。

私が彼から預かった、分厚い茶封筒…それを持ち、待ち合わせの場所へと向かう。

12年前…あの日から、篠原隆之の人生は大きく変わってしまったのだ。

そして、次に篠原に会ったとき、彼は癌に冒され、鬼畜と呼ばれていたのだ。

詩織という、自分の娘をレイプし、妊娠させた鬼畜…その真実が茶封筒にある。

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