
アルカナの抄 時の掟
第3章 「女帝」正位置
「我慢してたのに…カオルが夜這いなんてしてくれるから、我慢できなくなっちゃった」
耳もとで、つぶやくように小声で言われ、ぞくりとする。
って今、聞き捨てならない言葉を聞いたような。
「よっ夜這いってなに。そんなことしてない」
「ほんとに覚えてないんだね。ひどい」
アルバートは泣きそうな声で言った。
「え……」
「…なんてね。冗談だよ。覚えてなくてもいい。僕は覚えてるから」
…夜這いの方は否定しないのね。
「夜這いって…なっなにしたの私」
「気持ちよくなること。こういうの」
抱きしめる手をゆるめ、右手を上にすべらせると、カオルの胸を揉んだ。
「んあっ…!実演しなくていいからっ!!」
「気持ちいい?」
「う、うるさい!っていうかアルバートには胸ないじゃん!」
あるけど!
「うん。下をやってくれた」
…それって…。
「手で?口で?」
「手」
よかった…いや全然よくない!
「…いつ?」
「僕が会議でカオルの部屋に行けなかった日の夜だよ」
うそ…。でも嘘にしては、妙に具体的でリアル。
「う……」
「責任、取ってよね。我慢できなくなっちゃったんだから」
「それさっきも言ってたけど、我慢してたってなに」
「ずっとムラムラしてたの、我慢してたの」
…なんだそれ。
「…私の記憶が間違ってなければ、結構序盤から我慢できてなかった気がするけど?」
「そんなことより、胸さわっていい?」
「そんなことって…んっ」
カオルが返答をする前に、アルバートの手は動いていた。
「カオルの胸、やわらかい」
「はあっ…んん、んう…」
アルバートの手の動きに合わせ、カオルがもぞもぞと身をよじる。
「うっ…そんな風に動いたら…僕も止められなくなる」
ぴくり、と下半身がかすかに震えたのがわかった。
耳もとで、つぶやくように小声で言われ、ぞくりとする。
って今、聞き捨てならない言葉を聞いたような。
「よっ夜這いってなに。そんなことしてない」
「ほんとに覚えてないんだね。ひどい」
アルバートは泣きそうな声で言った。
「え……」
「…なんてね。冗談だよ。覚えてなくてもいい。僕は覚えてるから」
…夜這いの方は否定しないのね。
「夜這いって…なっなにしたの私」
「気持ちよくなること。こういうの」
抱きしめる手をゆるめ、右手を上にすべらせると、カオルの胸を揉んだ。
「んあっ…!実演しなくていいからっ!!」
「気持ちいい?」
「う、うるさい!っていうかアルバートには胸ないじゃん!」
あるけど!
「うん。下をやってくれた」
…それって…。
「手で?口で?」
「手」
よかった…いや全然よくない!
「…いつ?」
「僕が会議でカオルの部屋に行けなかった日の夜だよ」
うそ…。でも嘘にしては、妙に具体的でリアル。
「う……」
「責任、取ってよね。我慢できなくなっちゃったんだから」
「それさっきも言ってたけど、我慢してたってなに」
「ずっとムラムラしてたの、我慢してたの」
…なんだそれ。
「…私の記憶が間違ってなければ、結構序盤から我慢できてなかった気がするけど?」
「そんなことより、胸さわっていい?」
「そんなことって…んっ」
カオルが返答をする前に、アルバートの手は動いていた。
「カオルの胸、やわらかい」
「はあっ…んん、んう…」
アルバートの手の動きに合わせ、カオルがもぞもぞと身をよじる。
「うっ…そんな風に動いたら…僕も止められなくなる」
ぴくり、と下半身がかすかに震えたのがわかった。
