無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

クズルは苦笑いをし、２、３歩後ずさりすると、後ろにクルリと周り逃げる体制に入る。

ガシっ！

だが逃げられるわけもなく、直ぐさまガンナに首根っこ捕まれてしまった。

ガンナ｢今日という今日は逃がさんと言っただろう？忘れたのか？ん？｣

クズル｢離せよ！｣

ガンナ｢答えになってないぞ？忘　れ　た　の　か？｣

クズル｢るっせーっ(うるさい)！…離せってんだろうが！…は？！…嘘だろ？力が使えない…？！｣

クズルはハッとしガンナ見る。

ガンナ｢たった今、お前の力封じさせてもらった。お前は私を随分みくびってたようだな。｣

呆れたようにため息をついた。

ガンナ｢私はお前の教育係だということを忘れたのか？普段私が力を使わずとも、それくらいはわかるだろう｣

そんなことも解らないのかとクズルを見下ろすガンナ。

クズル｢るっせーっ｣

クスクスクスッ…

そんなやり取りをやっているうちに何処からとなく笑い声が聞こえた。

ガンナ｢！！クリア様！｣