
これが私の仕事
第5章 第四夜
なるほど。真理也のお母さんは01人で真理也を育てていたのか。見たところ再婚では無さそうだから、本当に真理也を産もうとしたときに捨てられたか、亡くなったか、逃げたか。
さて…どちらだろうか。………わからんな。
それにしても、真理也は愛されていたのかな。家の中には家族写真がいっぱい飾られている。真理也とお母さん、お父さん、クロに似た青年。
この人は誰なんだろうか。真理也の記憶には出てこなかった。謎の青年の顔を凝視する。見れば見るほどクロにそっくり。そして、あいつにも。
私『あっ……泣き黒子だ。ならクロじゃないか。』クロに泣き黒子は無かった。ハズだ。
……あっ…………記憶を返さなきゃ。
私は家を出る。の前に。仏壇の前で黙祷。こういうのって、成仏させてからの方が良いのかな。
外に出ると、真理也は居た。
真「あっ!!お姉ちゃん!!」
私『さっきどこに居たの??探したんだけど。』
真「あぅっ…あっちの公園に居たの…」
思わずキツくなる私に首を縮こめて答える。そんな事をされると辛いっす…
私『聞きたいことがあってさ。いつ私に気付いた??今日家見てた時は真理也に気づかなかったんだけどさ。』
真「お姉ちゃんがよく此処に来てるのは知ってたんだ。でもお姉ちゃん、全然僕に気づいてくれなかったから声かけてみたんだ!!いつも家の屋根から見てたの。お姉ちゃんて何か悩んでるの??」
私『なんでそう思う??』
真「今日はいつもより悲しい表情でお家を見てたから…あのお家ってお姉ちゃんの家??」
私『そうだよ。私はあそこに暮らしてたの。』
真「お姉ちゃんの家族は今もいるの??」
私『もう引っ越したみたい。』
真「そうなんだ…」
私『で、なぜあなたは気配がないの??』
真「えっ??」
聞いてもわからないか…
私『あなたが居ることに全然気づかなかったの。だからなんでかな??って思って。』
真「よくわかんない…」
………まぁ…そうだよな…。
さて…どちらだろうか。………わからんな。
それにしても、真理也は愛されていたのかな。家の中には家族写真がいっぱい飾られている。真理也とお母さん、お父さん、クロに似た青年。
この人は誰なんだろうか。真理也の記憶には出てこなかった。謎の青年の顔を凝視する。見れば見るほどクロにそっくり。そして、あいつにも。
私『あっ……泣き黒子だ。ならクロじゃないか。』クロに泣き黒子は無かった。ハズだ。
……あっ…………記憶を返さなきゃ。
私は家を出る。の前に。仏壇の前で黙祷。こういうのって、成仏させてからの方が良いのかな。
外に出ると、真理也は居た。
真「あっ!!お姉ちゃん!!」
私『さっきどこに居たの??探したんだけど。』
真「あぅっ…あっちの公園に居たの…」
思わずキツくなる私に首を縮こめて答える。そんな事をされると辛いっす…
私『聞きたいことがあってさ。いつ私に気付いた??今日家見てた時は真理也に気づかなかったんだけどさ。』
真「お姉ちゃんがよく此処に来てるのは知ってたんだ。でもお姉ちゃん、全然僕に気づいてくれなかったから声かけてみたんだ!!いつも家の屋根から見てたの。お姉ちゃんて何か悩んでるの??」
私『なんでそう思う??』
真「今日はいつもより悲しい表情でお家を見てたから…あのお家ってお姉ちゃんの家??」
私『そうだよ。私はあそこに暮らしてたの。』
真「お姉ちゃんの家族は今もいるの??」
私『もう引っ越したみたい。』
真「そうなんだ…」
私『で、なぜあなたは気配がないの??』
真「えっ??」
聞いてもわからないか…
私『あなたが居ることに全然気づかなかったの。だからなんでかな??って思って。』
真「よくわかんない…」
………まぁ…そうだよな…。
