童話 クロニクル
第3章 瞬殺☆赤頭巾ちゃん
『死ね…死んでよ!シンデレラァ!』
赤頭巾の声は、少し震えていた…。
なぜ、なぜだろう?私が頭の中で考えていると…、いつの間にか、隣に人がいた。
眠り姫…。
ちょっと怖い…
私が怯えているのに気ずいて、眠り姫は口を開いた。
『私はお前を殺さないよ。殺しても意味がないからね?』
ポカーンと、眠り姫を見る。
眠り姫は、何?という様子だった。
『…赤頭巾はね、幼い頃に…親を殺したんだ。理由は多分…絵本を読んで何か知ってしまった…みたいな感じかな?』
眠り姫は笑っているが目が笑ってない。少し悲しい目をしていた。
「何かってなんなの?」
単刀直入に聞いてみた。
言いにくそうに、遠くを見てから、こっちを向いた。
『そのうち、分かるよ…』
私は、それ以上言うことは出来なくなった。
2人の沈黙の間を通り抜けたのは、赤頭巾の声。
『消えなさい! 私以外に必要な人間はいないのよ! わたくしの親のように、散っていきなさい!!』
『赤頭巾の命令は聞かないんよ!』
2人とも、相手の位置が分かったようだ。
『何よ…何よぉ!命令なの…指図なの!!私が経験した苦しみ…分けてあげる!!』
狂ってる。
綺麗な茶色の髪を乱暴になびかせ、あざ笑っている。
赤頭巾の声は、少し震えていた…。
なぜ、なぜだろう?私が頭の中で考えていると…、いつの間にか、隣に人がいた。
眠り姫…。
ちょっと怖い…
私が怯えているのに気ずいて、眠り姫は口を開いた。
『私はお前を殺さないよ。殺しても意味がないからね?』
ポカーンと、眠り姫を見る。
眠り姫は、何?という様子だった。
『…赤頭巾はね、幼い頃に…親を殺したんだ。理由は多分…絵本を読んで何か知ってしまった…みたいな感じかな?』
眠り姫は笑っているが目が笑ってない。少し悲しい目をしていた。
「何かってなんなの?」
単刀直入に聞いてみた。
言いにくそうに、遠くを見てから、こっちを向いた。
『そのうち、分かるよ…』
私は、それ以上言うことは出来なくなった。
2人の沈黙の間を通り抜けたのは、赤頭巾の声。
『消えなさい! 私以外に必要な人間はいないのよ! わたくしの親のように、散っていきなさい!!』
『赤頭巾の命令は聞かないんよ!』
2人とも、相手の位置が分かったようだ。
『何よ…何よぉ!命令なの…指図なの!!私が経験した苦しみ…分けてあげる!!』
狂ってる。
綺麗な茶色の髪を乱暴になびかせ、あざ笑っている。