
先生が彼氏…あり得ないっ!
第3章 先生の素顔
進路指導室の前まで来た。
なんか緊張します…。
でもなにも怒られることはしてないんだから気楽に行こう!
「失礼しまーす…」
私はドアを開けた。
あれ?
先生は?
部屋には誰もいなかった。
「竹原先生…?」
「……」
しーん。
いや…ちょっと!
呼び出しといて先生がいないってどういうこと?
はぁ…。
カラオケまで潰して来たのに…。
先生がいないんじゃ帰ろう…。
私は出口へと向かおうと、後ろを振りかえると…
「なに帰ろうとしてんの?」
「え…いや…別に」
びっくりした…。
後ろにはタバコを片手に持った先生が立っていた。
