
先生が彼氏…あり得ないっ!
第3章 先生の素顔
そして、背の高い先生は上から私を見下ろしている。
「話があるって言ったよな?」
「だって来ても先生いなかったじゃん!」
「いたよ。ずっと狭山の後ろに」
はい…?
ずっと後ろに?
先生は背後霊ですか…。
てかいたなら返事してくれればいいじゃない!
「まぁいい。さて本題に入るか…」
先生はタバコを灰皿に押し付けた。
室内はタバコの煙が充満していた。
煙たい…。
「ちょっと待ってください」
「あ?」
私は部屋の窓を開けた。
空気の入れ替え?
煙たくてタバコのにおいうつったら嫌だし…。
