
先生が彼氏…あり得ないっ!
第3章 先生の素顔
「でわ…どうぞ…」
私が窓を開け終え、そう言うと先生は話始めた。
「なんで呼ばれたか分かる?」
「いえ、全く…」
「困るんだよね…君みたいに英語以外は優秀なのに英語だけ点低いと…」
「へ?」
「俺の教え方が悪いとか言われちゃうし」
先生は頭の後ろに両手をやり、椅子の背もたれにかけながら言った。
私、英語そんなに悪かったんだ…。
そういやあの紙見てなかった。
でもやっぱり…。
教師は教師。
自分のことばっかし…。
「もしかしてさぁ…」
「え…ちょっと!」
