
先生が彼氏…あり得ないっ!
第5章 繋がる気持ち
俺はその足で生徒指導室に向かった。
なに緊張してんだ…俺。
自分から呼んどいていざとなると…な。
まぁ気持ちを確かにするためだ…。
「失礼します…」
しばらくすると狭山がやってきた。
相変わらず可愛いな…。
って…
今、俺可愛いって思ったよな?
なに思ってんだ…俺。
「先生…なにか用事ですか?」
「あっ…うん…まぁな」
だめだ…。
今のは忘れよう。
「少しでも英語は分かるようになったか?」
「いえ、全く…」
あーそうですか。
あっさり言うなよな…。
「先生…私も少し話があります…」
「あっ…おぉ…」
狭山はいつになく元気があまりなかった。
