
先生が彼氏…あり得ないっ!
第9章 先生の過去
みんなは私と先生が付き合ってるなんて知らないんだよね…。
私と先生だけの秘密。
それを思うと頬が緩む私。
「ちょっと!紗英?なに笑ってんの?」
「べ、別になにもない…よ?」
「怪しい…さては隠し事か?」
「そんなことないでーす!」
危ない…危ない…。
結衣は勘づきやすい性格だった。
絶対にバレてはいけない。
私はそう自分に言い聞かせた。
それにしても…
先生の誕生日に何あげよう…?
男の人って何が欲しいの?
しかも私と先生は8歳差だからなぁ…。
迷う…。
これは直接本人に聞くしかない!
私はそう決め放課後、また生徒指導室に向かった。
