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裏・恋のハードル高し!!

第6章 思い

電車に乗り込み、ミラが落ち着いてきた頃、突然発した「無理。」に戸惑ってしまう。


強情なミラにちょっとイラっとしてきつい口調で返事をすれば、



「あれ以上酷いことを言われたく無かったんだもん!!」



そう言って、ミラは唇を震わせていた。


それでも、幼馴染の関係は俺たちの仲では絶対で、全員が納得したあの場は、ミラの言葉だったのに。

また振り出しに戻す気かと、苛立ってしまう。


どれだけ周りが気を遣ってると思ってるんだ!!



ミラの味方を出来るのは…俺しかいないのに。
ごめん。

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