テキストサイズ

裏・恋のハードル高し!!

第11章 始動

二年なんだから、3階かもって。
でも、階段に足をかけて止まった。



俺は、どうやって邪魔に入るつもりなんだろう。
勢いで来ちゃったけど、そもそも、俺に邪魔する権利が有るのか?




第一、ミラは『繋ぎ』に俺を誘っただけで、初めから『一緒に過ごす気はない』と言う事はこの状況で分かり切ってるし。



告られに行くって事態から…



完全に俺の負けだ。



三國先輩に取られる。
ミラには、男として見られてないって事。
ただの幼馴染で、ちょっと使える奴ってとこ?!



ムカつく。
悔しい。
情けない。


けど、それ以上探す気になれず、校舎を後にした。
昇降口が見える角に何となく座って、手で顔を覆う。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ