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鬼畜の復讐2

第19章 復讐の始まり~宣戦布告~


「隆一郎が海外出張の間に…中山儀一首相が辞任なんてことにならないといいな?なぁあゆみ」

ビリビリビリッ!!
拓真があゆみの服を破り脱がす。

「きゃあ!いやぁ!」
「イヤはショックだな…昔のオトコだぜ?」
「イヤ!こんなの、拓真じゃないわ!」
「ああその通り。俺は拓真じゃない。復讐の鬼だ」
「……」
あゆみは抵抗をやめた。
「なるほど?身体を差し出すから、復讐はしないでくれと?」
あゆみは目を閉じて、顔を背けた。
「ふっ…かつては愛し合った仲なのにな…」
拓真があゆみから、離れる。
「!?」
「あゆみ…旦那に電話しな」
「え!?」
「電話だ。隆一郎に…お目覚めの挨拶をしたいんでな」
「な!?いやよ!主人には何もしないで!私が何でもしますから!!拓真!お願い」
「なら、電話しろ。しないんなら、真由子にはいつでも轢き逃げのことを財前に伝える手筈になっているのでな…」
拓真がケータイを取りだす。
「待って!主人に何をするつもりなの!」
「言ったろ?挨拶だよ」
「主人は忙しいのよ!電話に出れるか…」
拓真は冷たく怒りの眼差しをあゆみに向ける。
「わかったわ…」

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