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鬼畜の復讐2

第20章 麗子の復讐

「ねぇ、あゆみさん?今幸せ?」
「えっ!?え、ええ」
「ふーん…お兄ちゃんを見捨てて?お兄ちゃんを植物人間にした男と一緒になってて?」
「それは…」
「ウフフ…ま、中山隆一郎がそれだけ魅力的なオトコってことかな?」
「ねぇ…麗子ちゃん…話って…」
麗子が三宅に抱きついて、妖しい雰囲気になると、
「あゆみさん、初めてのオトコはお兄ちゃん?」
「えっ!?なっ何でそんなこと…」
麗子の顔つきが怒りに満ちる。
「答えなさいよ!ロストバージンはお兄ちゃんかって聞いているのよっ!!」
声には怒気が含まれている。
「え…えぇ…」
「そう?あゆみさんは愛しているオトコにバージンを捧げられたのね…私は誰だと思う?あゆみさん?」
あゆみは混乱していた。
麗子の話しが要領を得ない。何が言いたいのかわからない。
麗子はチラリと三宅を見やる。
「ウフフ…この人じゃないわ…」
麗子は立ち上がると、あゆみに顔を寄せていく。
「私の初めてのオトコはね…あなたの夫!中山隆一郎よっ!!」と、いい放った。
「え!?」
「私は憎い中山隆一郎にレイプされて、バージンを奪われたのよっ!!」
あゆみは激しく動揺した。
「あなたの夫は、お兄ちゃんを植物人間にしただけじゃないの!私達家族を不幸にしたのよ!」

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