鬼畜の復讐2
第22章 悪魔の囁き
三人に輪姦されたDVDをネタに、三宅に抱かれる条件をつけられたあゆみ。
「DVDは録画出来ていなかったと二階堂兄妹にはいっておこうじゃないか」
再び追い詰められるあゆみ。
「みんな卑怯よっ!」
「二階堂兄妹は中山隆一郎を卑劣と罵るだろうな。そんなオトコの妻のあんたも同類だと、二階堂兄妹は思っているぜ」
「うう…」
「奥さん、あんたは今の暮らしを守らなければならないんだろう?」
あゆみは頷く。でなければ、中山隆一郎と結婚した意味がないのだから。
「あんたは、強い力のあるオトコしか満足できないオンナだ」
「そんなことありません!!」
「いや。あんたを観ただけでわかるぜ。中山隆一郎がいかにあんたを愛でているか…」
「……」
「さっきの三人じゃ、満足しなかっただろう?」
確かに、感じないように心を殺してはいたが、男達のテクニックではあゆみの官能を引き出すことはできなかった。
「(このオトコなら…私を満足させてくれるとでもいうの?)」
「俺は中山隆一郎を買っている。欲しいモノを手に入れるため、邪魔を排除するためには手段を選ばないその冷酷非情さをね」