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鬼畜の復讐2

第33章 終わりの始まり

「う…?あぅ……!?」
あゆみは気だるさを感じながら、目を覚まし、暫くして、状況を思いだし、狼狽する。
目の前には、自分を犯した悍ましい黒人のサムがニヤニヤと笑っている。
「いやぁ!もう許して!」
しかしサムはあゆみの予想を裏切り、素直にその場を離れていく。
隆一郎が抱いたマリコを軽々と抱えて…
そして、思い出してしまう…隣には夫の隆一郎がいたことを…

「あなた…ごめんなさい…許して…あぁぁぁっ」
号泣するあゆみ。
「いや、謝るのは俺の方だ…俺のせいで…すまない…あゆみ」
そこに拓真が現れる。

「クックックッ…ヤれるもんだなぁ?隆一郎。さすがはスケコマシだな」
「二階堂!もうやめてくれ!」
「お願いよ、拓真…この人を…主人を許してあげて…」
「許す?クックックッ…あゆみ…所詮、お前にも他人事なんだ。許せる訳がない。が、俺にはもう、時間がない…真由、高島!二人を連れてこい」
真由子と高島は頷くと、部屋から出て行く。

その様子に狼狽する隆一郎とあゆみ。
ベッドに一糸纏わぬ全裸で拘束されている姿を愛する子供たちに見られてしまう。
「イヤッ!子供たちにこんな姿、みられたくないっ!やめてぇ!」
「クックックッ…子供の目の前で子作りの様子をみせてやれよ?」
「馬鹿なことを!本気なのかぁっ!」
「ふん…子供の為なら何でもできるだろう?アハハハハ!」
「狂ってる!あなた狂ってるわ!」
「ああ。狂ってるな…お前のダンナのおかげでな」
「二階堂…どうすれば許してくれるんだ!」
「んー?言ってるだろう?絶対に許さないと。貴様には死ぬより苦しい思いを味わわせる…クックックッ…さて、お出ましのようだ」

あゆみが激しく頭をふり、暴れる。

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