鬼畜の復讐2
第5章 若林あゆみ
「はぁ…はぁ…」
隆一郎の濃厚な口づけに、翻弄されるあゆみ。
「クックックッ…キスで兆してきたのか?こいつは楽しみだぜ…」
あゆみは顔を背ける。
「俺が先にシャワーを浴びてくる。出ていきたければ、出ていけばいい」
そう言って、バスルームに消えた隆一郎。
「……どうして…どうしてこんなことに…拓真…ごめんね…」
当然、出ていくことなどできるはずもないあゆみは、豪華な部屋で呆然としているだけだ。
やがて、隆一郎がバスローブをつけて出てくる。
ニヤリとほくそえむ隆一郎。
「お前の番だ。シャワーを浴びてこい。バスローブも用意してある」
躊躇いながら、バスルームに消えるあゆみ。
「クックックッ…」