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「それから拓真さん…麗子ちゃんの事なんですが…」
「母さんや俺の仇を討つといって姿を消したままらしいな…相手は隆一郎だ…無茶していたら…」

「拓真さん、麗子ちゃんなら大丈夫です」
「麗子の居場所を？」
「居場所というより…麗子ちゃん、銀座の『蝶』ってクラブでホステスしてるんです」
「麗子がクラブのホステス…か…そうだな、５年たってるんだものな…」
「それに、麗子ちゃん…ヤクザの情婦になってるんです」
「ヤクザのオンナってことか？」
「ええ。仁成会の若頭、三宅丈二の情婦です…一応俺も夜の水商売やってますから、三宅丈二と麗子ちゃんの噂は耳に入ってきます。麗子ちゃん、三宅をよく支えて、組員にも慕われているみたいですよ」
「そうか(仁成会…調べてみる必要があるかもな…)」