鬼畜の復讐2
第11章 生きる意味
「拓真…拓真…」
「と、父さん?」
「拓真…ドラフトはどうなったんだ…どこに…指名された…んだ?」
「何言ってるんだよ、ドラフトは明日じゃないか、父さん」
「そうか…明日…か…」
「父さん!!と…」
父の姿が消え、母が現れた。
「拓真…あなたの夢は、お父さん、私、麗子…家族の夢だったの…その夢を奪った、中山隆一郎は許せない…拓真…仇を…うっ…」
「母さん!!母さん!!」
「くっくっくっ…よお!拓真!」
「拓真?目が覚めたの?」
「隆一郎!あゆみ!うっ!ぐ!体が動か…な…い…」
拓真の目の前に、隆一郎とあゆみが現れた。
「隆一郎!何故!何故だ!」
「くっくっくっ…あゆみは最高のオンナだぞ?拓真。キサマにはもったいない…」
「うふふ…ゴメンね、拓真。隆一郎は私に何でも与えてくれるの。動けないあなたと違って。うふふ…」
「あゆみ…」
「くっくっくっ…みせてやろうか?俺とあゆみがいかに愛し合っているかを…くっくっくっ」
「そうね…みせてあげるわ…隆は最高のオトコ…」