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鬼畜の復讐2

第12章 真由子と麗子


翌日、拓真が入院しているはずの病院を訪れた、麗子と丈二。

ところが、病室の表札には全く別人の名前が…

「ま、まさか!?」
最悪の事態を予感した麗子はふらついて、丈二が支えた。

「大丈夫か?麗子。とにかく、受付できいてみよう」
「お兄ちゃん…ううぅ…」

最悪の事態だと思っていた麗子に受付の女性が意外な答えを返した。

「二階堂拓真さまなら、退院されました」
「た、退院!?」
「はい。目を覚まされて、リハビリの為に、三田さんと、関連のリハビリ施設に入られたました」
「目を…覚ました!?」
一転、逆に喜びに、うち震える麗子。
「よかったな、麗子。よし、怪物の兄貴に会いに行くか」
「リハビリ施設の場所は…」

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