鬼畜の復讐2
第12章 真由子と麗子
「うぐぐ!ぐぁ」
「頑張って!二階堂さん!」
突然目覚めて、四年間が過ぎていた事、隆一郎の陰謀で全てなくした事を知った二階堂拓真は、隆一郎に復讐するため、動かなくなった身体を元に戻すため、苦しいリハビリをしていた。
「四年間身体動かさないと、こんなになっちまうんだな…」
「大丈夫、元に戻るわ、絶対に」
真由子は拓真にマッサージを施しながら、懸命に励まし、諭す。
「甲子園四連覇の怪物くんだったんでしょう!」
「そうだな…あの地獄の練習に比べたら…三田さんみたいな美人と一緒だしな!」
「うふふ…口は大丈夫みたいね」