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A fin-de-siecle angel

第1章 A

そうして私は思った。良く考えれば…


だいたい今まで不幸も幸福も私は大して興味が無かった。どっちかといえば人の過去とか…心理学とか…


ただ…


私はこれを現実好転反応とした。いいお暇が出来た。


ぶっちゃけ自分が不幸だったか幸せだったかなんてわかりゃしない。酒が巡るとその言葉がボンヤリと…

そうして私は考えた。
私は一人の人間だった。

一人の人間だという事を。

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