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狼さんの腕のなか

第2章 取り引き

「美琴ねぇ顔赤いよぉ?りんごみたーい♪」
凛は無地気に笑う

「そ、それで!私に何の用ですか?」
何故か敬語になってしまう

「忘れたなんて言うなよ?約束の一週間だ」

「約束なんてしてません」
あたしが彼を睨み付けたとき

「そんな所で立ったまではなく
お茶にしません?」
シスターがティーセットとケーキの乗った
トレーを持ってすぐ横のお客様用の部屋をすすめる

「いいですね」
さっきとは違い外面のいい笑顔でシスターに同意する

なんなのこの人 ・・・・・・

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