狼さんの腕のなか
第4章 学園生活~転校~
ただいま転校先の私立星城学園に
向かっているけれど
車中は何故か沈黙で・・・・
「あ、あのね・・・思ったんだけど
このまま同じ車から由紀斗くんと
降りるのはどうなの?」
「どうって?」
窓の向こうを見つめたままの由紀斗くん
「いや、いきなり転校生のあたしが
由紀斗くんと降りてきたら
女の子達が驚かないかなって」
「何が言いたいんだよ」
あら・・・怒ってる?
「だ、だから!由紀斗くんの
ファンが「そんなのいない」」
え?いないんだ・・・
以外だぁ、由紀斗くんモテそうなのに