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狼さんの腕のなか

第4章 学園生活~転校~


あたしの席は窓際から3列目で
2列目で隣の琉那ちゃんが
教科書を見せてくれた

「美琴ちゃん習ってるとこ同じ?」

「うん、ここはもう終わってるから」

「へぇ~進んでるんだ前の学校」

こそこそと二人で話していると
由紀斗くんが指名された

すらすらと黒板に書いていく由紀斗くん

「由紀斗くんって頭いいんだね」

「まあね、見た目よくて頭もよくて
完璧に見えるけど以外とあいつ・・・・・」
突然琉那ちゃんは話すのをやめた

「琉那ちゃん?」

「え、あ、ごめん、気にしないで?」

「わかった」


そして1限目が終わり
あたしの周りには人が集まる

「美琴って呼んでいい?」

「うん、よろしくね」

「どこから来たの?」

「塔西だよ」

「塔西とかちょー頭いいじゃん!!」

そんな風に質問攻めにあっていると
またあの質問

「美琴ちゃんの種族は?
見た感じだと契約相手っぽいけど」

種族?さっきも琉那ちゃんに聞かれた
どういうことなんだろ・・・?

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