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蝶々

第1章 いつもの日々

「レイカ、遅い。」

店の店長である優木直人に軽く頭を叩かれる。

「ごめんなさいっ」

軽く一礼すると、優木は笑った。

彼は整った顔立ちと優しく、時に厳しい性格で慕われていた。
そして同僚からも人気があった。

周りからの冷たい目線を感じ、あわててユキノのいるところに向かう。

『Butterfly』では、一日の終わりに全員で店の方針について会議をする。

今日もいつもと同じように会議が始まった。

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