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蝶々

第1章 いつもの日々

「じゃあ、全員揃ったということで、会議を始める。」

優木が呼びかけたことで、少し騒がしかった周りが静かになった。

「ここのコは優秀だな。」

優木が満足そうに頷いた。

「えー、店の今後のことについてだが…」

玲はつまらなかった。
会議は好きじゃないし、第一、優木に話を振られることが一番苦手だった。

「さぁ、何かいい方法が思いつく奴はいないか?」

しばらくの沈黙の後、一人が手を挙げた。

「…はい。」

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