えっちなまほーにかけられて
第5章 ♯change
はっ…!!
私は何を思ったか
胸に手をあてる。
『……あ゙ー…』
あの柔らかい感覚は消え
しっかりした胸板を手に感じた。
『………』
まて…………。
ダダダダダダダダっ!
私は急いでトイレに向かい
間髪いれずに出てきた。
『…真也の息子がいた………』
私は家族にバレないように
家を出て、真也の家に向かった。
ん?
なんでみんな私を見てるの…?
すると幼稚園児が母親に
『ねーママー。あのお兄ちゃん、女の子のパジャマ着てるよー、変なのー。』
『しっ!見てはいけませんっ!』
思えば体は真也だがそれ以外は私。
確か昨日ピンクのフリフリのパジャマを着て寝たっけ…………。
ってそんなことはいいのっ!
ヤバい………
怪しがってるよ…周りの人……。
『………っふ…』
涙が頬を伝わった…その時だった。
!!!
グイッ。
私はフードを被った小柄の人に
抱きかかえられた。
『…えっ?』
その時フードから隠れ見えたのは
明らかに
花村 優
私だった。