えっちなまほーにかけられて
第7章 ♯ヤキモチ。
みんなこんちくわ、優です!←
今日は日直なので職員室に日誌を取りに来ています。
そして今は日誌を…。
優の目にある男子生徒が留まった。
確か…隣のクラスの…赤木くんだっけ。
赤木健斗、彼はサッカー部のストライカーで美形…。その上女子にモテモテ。
しかし、赤木くんは誰かを探しているようだった。
『…あの、誰か探してる?』
バサッ!!!
赤木くんは驚いて持っていた本を床に落としてしまった。
『あっ…ごめん!…ん?』
その本は今人気で優も持っている本だった。
『良いよねこの本っ!私も持ってるよ!』
『…だ、だよなっ!?分かってくれるかっ!?』
思ってたより声がハスキーであった。
『流行ってるよなぁ……えっと。』
『あっ、ごめんごめん。私は隣のクラスで優って言います!赤木くんだよね?サッカーこの前格好良かったよ!』
赤木くんは目を輝かせた。
『ほんとかよっ!ありがとう!優ちゃん、よし、覚えた!』
『で、赤木くんは誰を探してたの?』
すると赤木くんは思い出したかのように。
『はっ!!そうだった!俺、顧問の松村に呼ばれてんだけど、優ちゃん知らない?』
松村先生は英語だったはず…。
『確か…英語科だから三階の準備室にいるんじゃないかな?』
『そっか!!じゃぁ行ってみるよ!ありがとう、優ちゃんっ。またな!』
赤木くんは軽くウインクをすると走って行ってしまった。
それにしても美形…。
この出会いがあんなことになるとは。