えっちなまほーにかけられて
第3章 ♯放送室
私は休日は何かと真也とイチャイチャしているけど、平日はちゃんと学校に通っている。
…ちなみに、私たちが通っているのは、近所では有名な超エリートな進学校!
私の成績はクラスでもちょうど真ん中辺りで、普通レベル。
それに対して真也は
クラスでも学年でも常にトップ。
特待生だし、高1なのに有名な大学から推薦がきてるとか何とか。
その中でも特に出来ちゃうのが
社会と英語。
……って、ちょっと褒めすぎたかな…。
で、肝心の真也は………
周りを見渡すと女子が集中的に固まってるとこがあった。
勿論その中心にいるのは真也なわけで。
『きゃー///真也くん、ここ教えてほしいんだけど///』
『お?ここはだな~…』
……なんだあの王子スマイルはっ!
ありえんっ!
ってか女子も勉強そっちのけかいっ!
…こんな感じで、真也は女子にもってもてなので、私たちが付き合ってるのは
みんなには内緒なんだ~♪
キーンコーン………
授業が始まると進学校だからか、さっきまでの騒がしさは消え去った。
『……で………つまり』
正直授業もつまんない。
時計を見ても長針は進むの遅いし…。
ぽとっ。
『………ん?』
小さな紙切れが飛んできた。
右側を見ると、真也が小さく笑った。
紙を広げると
『今日放課後、放送室来て。』
慌てて真也の方を見ると、真也は先生に当てられていた。
『…稲村、訳しなさい。』
『…はい、っと……Because I must get up early every morning.……だから、私は毎朝早起きをしなければいけなかったから…ですか?』
『…よし、正解だ。』
手紙書いてたくせに
速攻に訳もできるとは…。
恐るべしmy彼氏………。
キーンコーン………
そして時はすぎ、
終礼が終わった。