テキストサイズ

彼等は紅を求める

第1章 狂恋歌



そのままただ、私の姿に無言で視線を這わせる。


ヴヴヴヴヴヴ!!


『あぁ!!』


先程までと変わらない刺激。
なのに何故か身体が火照り、更に溢れ出した愛液がとろりとベッドを濡らした。


「…お前俺に見られて興奮してるのか?」


そう言って、嘲笑うだけ。


ドクン


身体が心臓みたいに脈打つ。


『欲し…!』

ピピピピピピピッ


私の声を遮るように響いた電子音。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ