テキストサイズ

トライアングル・ラブ

第11章 夕日



「ありがとう、姫奈ちゃんのお友達さん!説明会とかもあるから、忘れずにお願いね!」

「はい、任せてください。」


先輩は嬉しそうにお辞儀をして出ていった。

山ちゃんと二人きりで静まりかえる教室。


「…もう文化祭の季節かぁ。去年も夏休みに準備頑張ったもんな!」

「なんで勝手に出るとか言うの?!山ちゃんが出るわけじゃないじゃない!」


私は山ちゃんに初めて怒鳴った。


そんな私を無視して山ちゃんは窓を眺めていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ